タブレット端末を使いこなすと…馬鹿になれる

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実は私もiPadを持っている。いわゆるiPad3だ。

特に欲しかったわけでもなく、成り行き上所有しているわけだが、ここ数ヶ月の使用を通してタブレットもといモバイル電子端末を使う人間が全て"カモ"であるとの結論に達した。

極端な言い方をすると、タブレット端末は"おもちゃ"以上のことは何一つできない。"仕事をこなす"ことはできても仕事をすることはできない。

携帯端末にも同じことが言えるが、新機種としての宣伝文句は、ネットの速度…動画が…画質が…カメラ機能が…アプリが…。もはや"おもちゃ"であることは疑いようがない。おもちゃに毎月8000円支払うことをどう捉えるかの判断は各々に委ねるが、電話とメールであれば1500円で持てることを考えると、娯楽要素は非常に多いといわざるを得ない。

娯楽に金を使うことを悪しと言うわけではないが、例えばいい年の大人になってもゲームで毎月5000円かけて時間を費やしている人のことを「馬鹿」だという人は少なくないはずだ。

利用者(ユーザー)と提供者(デベロッパー)

決定的なのは、タブレットではユーザーにしかなれないという点にある。
デベロッパーには決してなれないし、提供者にもなりようがない。

ブログを書いて情報を発信できるという反論があるかもしれないが、愚かの極みである。ブログを書いて、自分の情報を発信しているとの主張は、ブログサービスを使い、サービス提供者にカモにされ、時間つぶしと小さな喜びを得る。それをビジネスツールだと信じる人が世の中にあまりにも多い。

いや、おもちゃや娯楽も極めると馬鹿にはできないのだが…
例えば、けん玉の世界王者はおそらく、けん玉で生計を立てることもできるだろう。
決して趣味を軽んじているわけではない。遊びを見下してもいない。時間つぶしになるだけではもったいないという事だ。

ブログを書くだけでも、長年続けている人間の文章には力があるし、才能と運(とコネ)のある人間はそれが本当の仕事につながる場合ももちろんありえる。
問題は心の持ちようであって、手段や行動ではないのかもしれない。

利用者で終わってはいけない

Webサービスを提供している人間の端くれとして、この感覚は必ず持っていなければいけない。
・提供者であること(お客様に提供者になってもらうこと)
・継続性が重要であること
・娯楽やユーザーであると割り切る場合であっても、意識を捨ててはならない

馬鹿になるならとことん馬鹿に。生涯を通して信念を持って馬鹿になってほしい。

弊社を利用してくれるお客様にも、このことを必ず忘れないように、そしてそれを効率よく発信できるようなプラットフォームとしてのWeb運営を約束している。